特許技術による確かな製品開発
Patented Technology
当社は、CJP(カーボン・ジャパニーズ・ペーパー)という和紙とカーボンを組み合わせた特殊な繊維素材を開発し、知的財産権(特許第5438334)を取得しました。CJPは厚さ0.4mmという薄さで、即座にかつ均一に発熱し、遠赤外線を効率よく室内に放射できます。東京都立産業技術研究センターで放射率を測定したところ非常に高い97%という数値が出ました。
このCJPを用いて、床暖房システムの熱源以外でも、木材や食品の乾燥庫、陶板浴といった応用開発も進んでいます。
また、電波を吸収したり、電界や磁界を遮断する性質を生かした電磁シールド分野への応用も研究されています。カーボン繊維の種類、量や配列の調整により遮断する電波の周波数が変えられるため、一般通信用の電波をシャットアウトしながら、警察や病院などで使われる緊急通信用の電波を通すといったことも可能です。
これらの特徴を活かしながら、当社では特許技術による確かな製品を開発しています。
施工のしやすさ
Ease of construction
CJPは、厚さ0.4mmと薄く、軽いため、現場への輸送も手軽に行えます。
また、幅広い電圧へ対応しており、形状を問わずどのような面積にも利用できるため、設計の自由度も高いのも特徴です。
耐荷重性能は、CJPを用いた床暖房システム(ひなたごこち)で10,000kg/1m2と、他の床暖房(300kg/1m2)と比べて約33倍という高い性能となっているため、どのような場所にも設置が可能です。
安全・安心な製品
Safe and Secure Products
電磁波を出さない素材
欧米では、人体に及ぼす悪影響を考慮し、電磁波に関する基準などが設けられており、1990年にスウェーデンで安全基準として策定された2.5mGという値が、多くの国で基本と考えられているようです。
一方で、日本国内で一般的な電熱線ヒーター式床暖房は、電熱線周辺で160mG以上の電磁波が発生しており、2.5mGと比べると64倍となっています。
CJPを用いたシートヒーターは、遠赤外線輻射熱で温めるため、電磁波を出さない暖房器具です。
経年劣化や異常加熱防止などの対策
耐熱性、電気絶縁性、防水性に優れた、特殊な複合フィルム構造にすることで経年劣化対策を施し、湿度の場所で長期に渡り使用できるようになっています。
また、床暖房用コントローラーにも温度制御とは別に異常過熱防止用のセンサー(セーフティサーモスタット)を併用しています。このため万が一、コントローラーが故障しても、温度の上昇を抑えるような安全対策を施しています。
製品の保証
構造がシンプルなので、電気的性能の経年劣化や故障が発生する割合が低く、耐久性は一般的なものと比べて非常に長時間のため、床暖房用コントローラー以外は10年保証となります。